2015年3月20日金曜日

卒業式

末娘が来週小学校を卒業します。これまでのチャーチスクールから公立へと転校して一年。無遅刻無欠席で頑張ってきました。私たちの子供の頃と時代が変わったなと常々感じてきたことがいくつかあり、それを紹介したいと思います。
 1つは、避難訓練ならぬ、不審者訓練。不審者が学校に侵入してきた、という想定で犯人役の先生がドアを叩く。担任が子供たちを一つの所に集めて守る。という訓練だそうです。時代は変わったなと思いました。2つ目は、卒業式。私が小学生の時は5クラスあり、その生徒全員が卒業証書を手渡されのにとても時間がかかり、退屈していた、という思い出がありますが、末娘は2クラス、しかも65人ほどの卒業生ということもあり、檀上で一言「決意、宣言」を話してから証書を受け取る、とのことです。「決意、宣言」は中学生になる豊富、将来の夢、目標、何でも良いそうです。なるほど、生徒が少ないから、卒業証書授与だけでは、あっという間に終わってしまうからかと思いました。子供たちがどんなことを言うのか楽しみになってきました。
それから、子供たちの将来の夢が、かなり「現実的」になってきていると思いました。私たちの頃は、必ず「政治家」や「オリンピック選手」「TVスター」,があり、更には「大富豪」など、なかなかなれない夢を「夢」として書いていたように思いますが、娘曰く「政治家」や「宇宙飛行士」はいないとのこと。「保育士」「インストラクター」「料理人」などが多いそうです。「サッカー選手」「野球選手」は今も人気があるようですが、ぜひとも子供たちには大きな夢を持って、高い目標をもって羽ばたいてもらいたいものです。そして何よりも若い時に神様に出会ってほしい、地域教会につながっていってほしいと切に祈っています。(KT)

2015年3月19日木曜日

世代交代

  「主がエリヤを竜巻に乗せて天に上げられるとき、エリヤはエリシャを連れてギルガルから出て行った....。」 べテルの預言者のともがらがエリシャのところに出てきて、彼に言った。『今日、が あなたの主人をあなたから取り上げることを知っていますか。」 エリシャ は、「わたしも知っているが....」と答えた。(Ⅱ列王記 2:1・3)

アンテオケ宣教会が1977年3月29日に設立されてから、38年が経とうとしています。
 世代交代は世の常。 遅すぎた感はありますが、アンテオケ宣教会も世代交代が進んで来ています。私、浜崎は設立当初から関わってきておりますので、アンテオケ宣教会の歴史は、私の歴史でもあります。12年前に フルタイム1人での働きに能力、体力に限界を感じ、同労者の必要を訴えましたが、なかなか見つかりませんでした。8年前ようやく与えられたものの1年3ケ月で辞めて行かれてしまいました。サポート額が満たされなかったことが大きな理由のひとつでした。気がついて見れば、私の勤務年数は苔むすような長すぎた年数になってしまいました。この私も、この3月31日でアンテオケ宣教会を卒業することになりました。 今では事務局には私を含めて5名スタッフが勤務しています。仕事の内容も、賜物と能力に応じて分担しています。18組29名を派遣していることを考えますと、多様な対応が求められいる昨今、主が、時にかなって必要なメンバーを備えて下さったことを心から感謝しています。
  歴史も38年の時を刻んできますと、見直すべき点、改善すべき点が出てきています。アンテオケ宣教会も例に漏れず、今、過渡期を迎えています。
 その中でも、今回は、私が担当している会計のことについて現状をお伝えし、お祈りしていたけたらと思います。
  事務局スタッフの世代交代もさることながら、支援者の方々の世代交代も起こっています。これまで長い間、忠実にご支援してくださっていた方々がご高齢になり、中には召された方々もいらっしゃいます。また、教会の先生方の世代交代もあり、支援をやめられるところも出てきています。 そこで過去7年間の外部からの献金件数の推移を調べましたところ、つぎのような状況であることがわかりました。

 2008年:1066件   2009年:987件  2010年:939件  2011年:859件
 2012年:861件    2013年:806件  2014年:725件(見込)

また、宣教師の派遣数も最多のときは22組ありましたが、現在は18組。今後、2組の宣教師が退職されますので、今年中には16組になります。一般会計の60%が、各宣教師からの運営費としてささげられる献金で成り立っています。 外部からの献金の減少。それに加え派遣宣教師の減少となりますと、自ずと年間の収入額の減少と言うことにつながります。そこで、14年度の収入の決算見込み額を見てみますと、約700万円。多い時に比べますと、約100万円の減少となります 「アンテオケ宣教会は、フェイスミッションの団体」とう言うことで、規約にスタッフも「支える会」を立ち上げ、サポートは自分で確保する。と言うことになっています。しかし、現状は、かつて実務者を募集したときに、応募者はあったのですが、「お給料を出さない団体です」と言いますと、応募を取り下げるという事態になりました。私を除く、現在奉仕している4名のスタッフは、「支える会」が継続して支援している元宣教師が2名、テントメーキング的奉仕者2名です。一般事務職員である私もお給料制ではなく、個人的にあるいは教会などからの指定献金で、38年間で支えられてきました。今後、事務局長の退任、2年間空席のままの総主事の必が迫られていることを考えますと、これらのサポート問題が、十分に検討され、良き解決がなされる必要があります。そのために収入源をどうするか、支援者の掘り起こしをどうするかなどの検討を始めようとしているところです。主からの知恵が与えられ、御意にかなった良き方策が見出せるよう、ぜひ、お祈りいただけたらと思います。