2016年10月17日月曜日

驚くばかりの

 アメリカで留学中にクリスチャンになった方とお食事をした。私はドイツで福音を聞き救われた者としてお互いに、海外の地で在外邦人宣教の恵みを受け福音を聞き、イエス様と出会い信じて洗礼を受けた証を語りあった。そして後に帰国し、初めて経験した日本での信仰生活、教会生活を分かち合った。親子ほどの年の差だけれど、主にある姉妹の交わりは御国へのアンティパストだ。
 彼女は、渡米留学する際に「わざわざ」宗教色のない大学を選び入学した。宗教が嫌いだったからだ。3年は、教会に関わらずに過ごすが、韓国人の素晴らしいクリスチャンの友人を通して初めて礼拝に参加する。礼拝を捧げる中で、訳も分からず涙が止まらなかったそうだ。
「渡米するまでの人生でキリスト教に関わったことは?」の質問に、中学の時の先生がクリスチャンで証を聞いて涙したことがあるという事や、もっと素晴らしかった話は・・・ イエス様を信じて救われた後、家族に福音を伝えたいと祈っていたら家庭の事情で1年休学して一旦帰国することになった。家に帰り、両親にクリスチャンになったことを報告すると、「あなたの祖父もクリスチャンだったのよ。」と今まで聞いた事もなかった家族のストーリーが語られた。
 彼女のお祖父様は、クリスチャンだった。幼いころにこのお祖父様が亡くなったそうだが、彼女にだけ生まれた時にお祖父様から「聖書」が送られていたことをその時知る。ご両親からその話を聞き、感動の涙で家を捜索し、その聖書が見つかった! そしてその大切に持ち歩いている聖書を見せてもらった。見開きに「神のなさることは時にかなって美しい」とみ言葉が書かれてあり、おじいさまの自筆のサインと彼女へのコメントが書いてあった。お祖父様の祈りが聞こえてくるようで、感動し心が震えた。神様のご計画の素晴らしさに鳥肌が立ち、二人で涙を浮かべる。ほんとに、どうしてこうも、神様のストーリーは素晴らしいんだろう。
彼女は、現在 献身して宣教師主事になっている。お父様は、彼女の勧めで聖書を読み始めた。
また神様の奇しい方法で、驚くべき恵みの中、福音が宣べ伝えられ、一度祝福の流れた家族への大いなる祝福はとどまることはない、という事実を見せられた。(N)