2015年12月7日月曜日

聖ニコラウスの日

12月6日は、ドイツでは「聖ニコラウスの日」です。

その日の朝になると、玄関のドアの前には我が家の子供たちの為に、小さな贈り物がたくさん置いてありました。贈り物は、決まっていてチョコレートやクルミ、ミカン・・・。
ご近所の方々が、ニコラウスに扮して小さな贈り物が入った袋を置いてくれます。
贈り物には、名前もメッセージもなく、ただ「聖ニコラウスより」と時折書かれていたりしました。

ニコラウスは、カトリックの聖人です。
もちろん実在した人物で、子供の守護聖人とされています。(ネットを参照ください)

そして、アドベントと同じようにドイツではこの日も大切なクリスマスに向けての一大行事です。

イラストやネットで出て来る容姿は、まるでサンタクロースのようですがニコラウスは12月6日に来ることになっています。面白いですね。(N)


2015年11月19日木曜日

三つ子の魂百まで

次女が幼稚園児~小学校6年生(学童保育)までの英語オンリーのスクールで先生をしています。遅い夕飯を食べながら、その日あった様々なことを話してくれるのですが、何度も言うことは、「三つ子の魂百までって本当だね。3才から幼稚園に来ている子が一番上達が早いし、物怖じしないで、聞いたまま発音するから、一番ネイティブに近いし~」と。CSで教えていても、小さければ小さいほど吸収力がいいですし、何と言っても「素直!!!」だとと思います。
(余談ですが、数か月前に『マルタとマリヤ』のお話をした時に、「マルタって女なんだ。丸田さんじゃないんだ」と高学年から言われ、一瞬目が点になってしまいました(汗)。)
そして、以前三女が通っていたチャーチスクールでは、小さい頃から宣教師の宣教報告を聞いてきて、現在「宣教師になりたい!」と希望しているOB,OGが複数います。感謝です!以前、私がよく宣教師を連れて行って、生徒の前で私も話したり、通訳したり、説明したりしましたが、無反応で、困ったな・・・と思ったことも何度もありましたが、ちゃーんと心に届いていたのです!ですから、宣教も早ければ早い方がいいと思います。8月のセミナーの時も、中高生の時から宣教を当たり前に聞いていければ、と話題に出ましたが、まさにその通りだと思います。
中高生伝道のCSK, hi-b.aそしてKGK、そして神学校、そしてキリスト教系幼稚園などでも、宣教報告の機会が増え、またセミナーなどコラボできればいいですね。(KT)

2015年11月18日水曜日

人生は神飛行機

しばらく前から始まった、朝の連続テレビドラマ「朝が来た」を見ています。
主人公の「あさ」のお転婆ぶりも楽しいですが、毎朝流れる主題曲がとても好きです。

「朝の空を見上げて 今日もまた一日が
 笑顔でいられるように そっとお願いした


 時には雨も降って 涙も流れるけど
 思い通りにならない日は 明日頑張ろう

 ずーと見てる夢は 私がもう一人いて
 やりたいこと 好きなように 自由にできる夢

 人生は紙飛行機 願いのせて 飛んでいくよ
 風の中をちからのかぎり さあ 心のままに」

ある日、歌詞の「思い通りにならない日は、明日頑張ろう」♪を聞いて涙した時もありました。

誰かに昔は「明日やろうは、バカ野郎」なんて言葉を教えてもらって笑ったりもしましたが半世紀生きていると、「何が何でも、今日の内にしておかないと!」と頑張ると身も心も疲れ果てます。
祈りの中で、はたしてそれが「主の御心」なのか?私の思いなのか?と頑張った事さえ訝しく思います。

この歌を歌っているアイドルは、毎日毎日 懸命に頑張ってる女の子たちだからか・・、益々一つ一つの言葉に思いが伝わり健気でなりません。
頑張っているからこその「思い通りにならない日は 明日頑張ろう」なのだろうな~と想像します。

歌の題名は、「人生は紙飛行機」ですが、私達クリスチャンの人生は雨に濡れたら脱落し、おかしな折り方だと飛ぶこともない紙の飛行機ではなく、神様の御手の中にある神飛行機。操縦席はイエス様、どんな嵐の中も必ずふさわしい場へ着陸させてくださいます。

宣教地で様々なご苦労のなか、主に仕えられている先生方が、今日も主と共に平安の中を歩むことができるように祈ります。(N)

2015年9月28日月曜日

Global Returnees Conference 15

「あなたの救いの喜びを、私に返し、
       喜んで仕える霊が、私をささえますように。」詩篇51:12

 GRC=世界へ出かけていき、福音を聞いて救われ帰国したクリスチャンが集う集会に参加してきました。富士山の見えるホテルで3泊4日、総参加者450人という(予定では300人のはずが・・・)人々が集まっての祝された集会でした。
講師として、KGKの大嶋重徳師、ハワイから関真士師、シンガポールから松本章宏師の3名を招き、6回に渡る全体集会は、メッセージが御霊によって繋がり、テーマ聖句:詩篇51篇にあるように、悔い改めを主に捧げ、これまでの歩みを振り返り、送り出されるそれぞれの場所で主と共に歩んで行く、という恵みをいただきました。
 実行委員として、昨年6月から準備に入り、祈りの担当という役目をいただき、4月1日から2週間に1度、祈りの勇士へ課題を送り、共に祈ってきました。本当に多くの方々の祈りに支えられ、守られ、作り上げられた集会となり、主に心から感謝しています。
 全体集会の中で、アンテオケ宣教会からハンブルグに派遣されている井野葉由美先生が関わった魂が、滋賀の教会に無事に繋がり、洗礼を授かり、その教会やこの集会で得た多くの恵みを証として語られました。ずーと祈り、どうしているかな~と思いを寄せていた方が、主に導かれているお証しに涙が止まりませんでした。また、そのような時を用いて、自分自身の「救いの喜び」をまた思い起こす時になり、福音を伝えてくれた愛する姉たちや先生方の顔を思い浮かべつつ、これまで主のご計画の中を歩ませてもらい、育てられてきたことに感謝をささげ、初心に立ち返る恵みの時でした。
 北米・カナダを初め、アジア各国、オセアニア、欧州など主の在外邦人宣教の恵みはつきません。この働きのために是非お祈りください。またこの集会を主催してくださったJCFNの皆さんに心から感謝し、その働きが祝され恵みが降り注ぎ、更に若い主事が与えられ育っていくようにお祈りします。テーマの賛美の素晴らしさ、メッセージの恵み、是非 GRCのサイトをご覧ください。(N)  https://www.globalreturnees.org


2015年9月11日金曜日

忠実な僕

昨日、旧友がニュージーランドから一時帰国し、久しぶりに交わりの時を持ちました。現地の友人夫妻も一緒に来られたので、彼らとともに8人の賑やかな食卓になりました。
その現地人のご夫妻は、長いこと海外からのホームステイを受け入れている、とのことで、今回は以前ホームステイした方々を訪問する目的で来日されました。彼らと交わりながら、この夏に、ゲストハウスにスティされた一組のアメリカ人ご夫妻のことを思い出しました。70代後半のそのご夫妻の来日の主要目的は、40年前にホームステイさせた一人の男性を訪ねることだと言いました。ホームステイの後からこの40年間、変わらずコンタクトをとってこられたそうですが、ご夫妻も年齢を重ね、たぶん最後の日本訪問になるだろうからと、まだクリスチャンになっていない彼を、実家の北海道まで訪ねるというのです。感動しました。一人の魂のために変わらず40年も祈ってこられて、この地上で彼に会う最後の時を思って、わざわざまた北海道まで飛行機で行くのですから。日本語は一切できなくて、成田までのリムジンの手配をお手伝いしながら、このような忠実な方々のお祈りと愛とによって福音が伝えられ、救われていく魂が与えられていくのだなと思いました。実に忠実な主の僕です。見えないところで変わらず主に仕える。昨日来日した現地人ご夫妻も2週間の日本滞在中にまだクリスチャンになっていない方々を精力的に訪問するそうです。ホームステイ・ミニストリー、すばらしいですね!(KT)

世界宣教セミナー@OBC



8月下旬、OBC(奥多摩バイブルシャレー)にて、世界宣教セミナーを開催しました。一言で今回のセミナーを言い表すなら、「画期的」だったということでしょう。
過去最多の現役宣教師(7組9名)と元宣教師の主事、そして理事の先生方にご奉仕していただき、「Face to Face」でじっくりゆっくり参加者と交わり、語り合った期間となりました。主講師の話を一方的に聞くというのではなく、問題定義に対して小グループにわかれてディスカッションする 、という全員参加型のセミナーでした。現役宣教師からの生の証しを聞き、考え、心揺さぶられるものとなりました。
裏方の事務局スタッフは、まずは宣教師をこのセミナーに合わせて帰国できるように依頼していく、ことから始め、様々な面で多大な労力を注ぎましたが、無事に終わりホッとしました。今回は高校生の参加者がいたり、具体的に教育宣教師の導きを得たりと、参加された方々が皆さん喜んで帰られたことが何よりの主からの労いとなっています。セミナー開催前日には、1泊でしたが宣教師リトリートをし、宣教師とペアになって思いのたけを語ってもらう時間も設けました。
セミナー終了翌日から事後処理でてんやわんやでしたが、ようやく落ち着いてきました。
参加者の今後のフォローアップなど、着実に忠実に歩みを進めていきたいと思っています。(KT)

2015年8月11日火曜日

「私のヴィア・ドロローサ」を読んで

 最近、「私のヴィア・ドロローサ『大東亜戦争』の爪痕をアジアに訪ねて」というタイトルの書物(発行:日本聖書協会、発売:教文館、定価1500円)を読んだ。著者は、村岡崇光氏。個人的にも親交があり、尊敬する聖書言語学者である。村岡氏は、聖書の言語である、ヘブライ語、ギリシヤ語、さらにアラム語などの分野において、世界でも有数の研究者だが、12年ほど前にオランダのライデン大学を退官する時に、自分の時間の十分の一を主にささげて、ボランティアで聖書言語の授業をすることを決意しておられた。それも、特にアジアの地域で、日本が侵略した国々で教えることにしておられた。それは、村岡氏が聖書言語の教育者として生活した、イスラエル、オーストラリア、イギリス、オランダなどでの個人的な体験から、太平洋戦争中にアジアの国々において、現地の方々がいかに悲惨な目に会ったかを知るようになり、キリスト者として、その悔い改めの思いを実際の行動に表すために、アジアの諸国でのボランティア授業を2013年から始められたのだった。
 氏が桂子夫人とともに訪れたのは、韓国、インドネシア、シンガポール、香港、フィリピン、中国、台湾、マレーシア(サバ州)、ミャンマー、タイの10カ国に及ぶ。その国の神学校で聖書言語の授業を担当し、原語で聖書に親しむことの素晴らしさを学生たちが体験する様子が描かれているが、それ以上に氏が力を入れているのは、その学生たちや神学校の教師たちとの交わりの中で、先の大戦中、日本軍が残した「爪痕」を実際に確認し、謝罪し、和解を求める思いを実行に移すことだった。「聖書の神は、罪をお赦しになるお方だが、過去の罪を決してお忘れはならない」という確信のもと、どんなにつらくとも、過去の罪をあいまいにすることなく、赦しを求めていくところに、真実な交わりが生まれていく様子が綴られている。
 間もなく、戦後70年の「総理大臣談話」が発表される。やっとのことで、アジア諸国への「おわび」の文言が入ることになりそうだが、ことばだけでなく、実際の行動によって、その意を表すにはどうするべきだろうか。わたし自身、何度となく、アジア諸国を訪れたが、村岡氏のこの著書を読みながら、自分の姿勢の不徹底さを痛感させられている。(gaki)

2015年8月6日木曜日

教育という病

新聞の広告欄に「教育という病」という本が載っていました。「子どものため、を建前に、部活動での苛酷な運動や何段にも人を乗せて巨大化する組み体操などの運動会ー。」という見出しに思わず「うん、うん」と熱が入りました。この4月から公立中学の1年生になった末娘は、4月下旬からバスケ部に入り、入部と共に厳しい練習の毎日が始まりました。本人は頑張ってやっていますし、仲間もできて、みんなで厳しい練習にもついていき、乗り越えていますが、この連日の猛暑。部活から帰ってきての第一声は「熱中症は大丈夫だった?」です。暑い体育館での厳しい練習。大型扇風機をつけるとか、もう少し何とかならないものかなと、ここ数か月考えてきました。そしてなんと8月15、16日の土、日に部活があるのです!これには参りました。15、16日ですよ。しかも娘の女子バスケ部だけ。他のいつも厳しい野球部、サッカー部は部活なし。

世はお盆で家族で旅行やレジャーで賑わう時。うちも次女の仕事の休みの関係上、15,16日も当然家族での予定を入れていたのに、部活があるのでキャンセルです。休ませればいいと思っていましたが、顧問の先生が「ボールを使うのは部活を休まなかった順」と言っているそうで、すでに風邪で2日間学校を休んだ娘は、「もう休まないぞ!」と思ったらしいのです。

身近にあるキリスト教のインターナショナルスクールの小学校の先生は、「うちはふだんの宿題も、家族での時間を取るために15分くらいのものにすることになっていますよ。しかもファローで北米に帰って地元の学校に入れると、トップクラスの成績で、感謝されるのですよ」と。
すばらしい!

先日はこの酷暑の中、一日練(朝7時半~午後6時まで)が4日間あり、私も早朝からお弁当作り、娘も疲れすぎて、足を引きずりながら、重い瞼を開きながら、凍らせたアクエリアスやら麦茶やら、4リットルほどの飲み物を持って出かけて行き、その後ろ姿を見ながら、かわいそうだなと思いました。
ごっそりある夏休みの宿題も、実際に体が疲れ切っていてなかなか手をつけられない状態が続いています。
「なんだかな~」と思います。

宣教会の世界宣教セミナーも近づいてきました。学生の参加を期待して夏休みの最後の週に開催することになりましたが、現実的に、運動部に入っている子供たちは、このように学校に吸い取られてしまっていると実感しています。高校生キャンプも参加人数が減少傾向と聞いています。何とか若い魂を獲得していきたいと思いますが・・・。 (KT)

2015年8月3日月曜日

初めてのホームステイ

 高校生の息子が学校の交換留学で2週間、メルボルンへ出かけ無事に帰国した。現地のメルボルン高校に通う同世代の子の家に10日間滞在するプログラムで、我が家はクリスチャン家庭を希望。迎えてくれたのは、韓国人のご家庭だった。最近は、オーストラリアに行くからオーストラリア人かと思いきや、韓国人、中華系、とアジア人の方々も多くホストファミリーになっていたようだ。
娘がカナダへ行った時も、インド人のお宅だったし、実際オーストラリアでもとても優秀なメルボルン高校には、3割しかオーストラリア人がいないとか。このような小さな出来事にも、グローバルな時代を迎えたのを感じる。
そして彼といえば、オーストラリアのメルボルンで毎日、美味しい韓国料理に舌鼓を打ち、日曜日には韓国教会へ連れて行ってもらったようだ。そこは、50人ほどが集う群れで、世界中に日本語教会があるように、メルボルンにある韓国(韓国語を話す人々)教会だったのだろう。
メッセージは英語で聞き、スモールグループに分かれて、メッセージの分かち合いをしたとのこと。彼の英語力が話したい内容についていけずに歯がゆい思いをしたそうだ。また、いつも聖日に通っている母教会との違いも良い学びの時になったはず。世界中には、いろんな人がいろんな形で信仰を持ち、その信仰を守り、礼拝を捧げていることを体験でき、良い時だったであろう。また、メルボルンで韓国教会に出会ったことで、世界中に韓国語教会があり主の宣教がなされていることに気がついた。アンテオケ宣教会から韓国へ派遣されている先生方のお顔も浮かびつつ、祈りの時を持った。感謝して (N)

2015年7月14日火曜日

日本に来る宣教師

 現在、私たちは宣教団体の本部の中に住んでいるので、、頻繁に海外からのゲストのお世話をしたり、話したりする機会があります。先日は、11名の若者男子(これから大学に入る人から大学4年生)が、日本へミッション・トリップに来ました。自己紹介の時に、彼らの日本への燃えるような宣教の情熱をお聞きし、若さがとてもまぶしく、「私もこういう時があったなぁ~」と、すでに「過去」として捉えている自分がありました(汗)。そして更に、この前の日曜は、ビジョントリップで来た8人の方々に会い、またその熱心さに圧倒されました。その8人は、ミッション・トリップで来ていた若者たちよりも更に具体的に、日本へ宣教師として来る準備段階に入っている人たちでした。円安の背景も彼らには益として用いられていて、私はこのひと月で19人もの日本宣教に心燃えている方々にお会いしたのです!神様が、日本に新しい宣教師を送ろうとなさっていることに、心躍りました。
 私はこのアンテオケで、日本から世界に送り出す側として、政治や経済など全てが神様の御手のうちに動かれ、今開かれている「宣教の扉」というものを見ることがあります。現在、日本にその扉が開かれているのだと思います。2020年の東京オリンピックに向けて、日本人の心は外国人に対してウエルカム状態です。ハード面でも整備されていっていますし、子供たちの英語熱がすごい!です。親御さんたちは更なるグローバル化を目指して、子供のうちからネイティブ並みの発音と会話力を育てたいと、これまでの英会話教室以上に、英語に長く親しめる「学童保育」の英語版が人気だそうで、次々にオープンしているとか。ネット環境も整えられていっていますし、2020年のオリンピックに向けて、私たちもこれら全てを、神様が日本に与えてくださっている福音伝道のチャンスとして捉えていくように、と思います。(K.T)

2015年6月30日火曜日

今年もやります!いや、皆でやりましょう!

恒例の世界宣教セミナーも、今年で18回目になりました。
今年は東京の西部にある奥多摩バイブルシャレ― で8月25日(火)15:00~27日(木)12:00(昼食後解散)の2泊3日で行います。

今年は、専門家からの講義を聞く形式ではなく、現役宣教師、元宣教師、送り出し教会、宣教会、その他、様々な立場から、それぞれの経験を分かち合い、世界宣教のこれまで、今、これからを、参加者全員で考えようという、参加型、学び合いのセミナーです。

 

アンテオケのホームページから申込書をダウンロードできます。
申込み締切は7月31日です。是非ご参加ください。
皆でこのセミナーを作りましょう!

2015年4月28日火曜日

浜崎さんご苦労さまでした


昨日理事会と総会が無事に終わりました。2015年度の歩みが本格的に始まりました。
38年という長い間、忠実に仕えてくださった浜崎姉が「卒業」しました。また40年というアンテオケ設立前のISK時代から設立理事として、理事長、監事としてアンテオケを支えてくださった飯塚俊雄先生も最後でした。アンテオケの歴史が大きく動いた日でありました。2017年には創立40周年を迎えます。現代のグローバル化したなかで、しかし現実的に多くの宣教師のビザ取得の道が狭められている中で、今後の宣教師派遣をどう捉えるのか、各機関とも協力しながら、情報共有しながら、祈りつつ先達たちの労苦の跡に続いていきたいと思っています。浜崎さん、飯塚先生ありがとうございました。また事務局の働き、地区/専門主事たちの働きのためにお祈りいただけましたら幸いです。

2015年3月20日金曜日

卒業式

末娘が来週小学校を卒業します。これまでのチャーチスクールから公立へと転校して一年。無遅刻無欠席で頑張ってきました。私たちの子供の頃と時代が変わったなと常々感じてきたことがいくつかあり、それを紹介したいと思います。
 1つは、避難訓練ならぬ、不審者訓練。不審者が学校に侵入してきた、という想定で犯人役の先生がドアを叩く。担任が子供たちを一つの所に集めて守る。という訓練だそうです。時代は変わったなと思いました。2つ目は、卒業式。私が小学生の時は5クラスあり、その生徒全員が卒業証書を手渡されのにとても時間がかかり、退屈していた、という思い出がありますが、末娘は2クラス、しかも65人ほどの卒業生ということもあり、檀上で一言「決意、宣言」を話してから証書を受け取る、とのことです。「決意、宣言」は中学生になる豊富、将来の夢、目標、何でも良いそうです。なるほど、生徒が少ないから、卒業証書授与だけでは、あっという間に終わってしまうからかと思いました。子供たちがどんなことを言うのか楽しみになってきました。
それから、子供たちの将来の夢が、かなり「現実的」になってきていると思いました。私たちの頃は、必ず「政治家」や「オリンピック選手」「TVスター」,があり、更には「大富豪」など、なかなかなれない夢を「夢」として書いていたように思いますが、娘曰く「政治家」や「宇宙飛行士」はいないとのこと。「保育士」「インストラクター」「料理人」などが多いそうです。「サッカー選手」「野球選手」は今も人気があるようですが、ぜひとも子供たちには大きな夢を持って、高い目標をもって羽ばたいてもらいたいものです。そして何よりも若い時に神様に出会ってほしい、地域教会につながっていってほしいと切に祈っています。(KT)

2015年3月19日木曜日

世代交代

  「主がエリヤを竜巻に乗せて天に上げられるとき、エリヤはエリシャを連れてギルガルから出て行った....。」 べテルの預言者のともがらがエリシャのところに出てきて、彼に言った。『今日、が あなたの主人をあなたから取り上げることを知っていますか。」 エリシャ は、「わたしも知っているが....」と答えた。(Ⅱ列王記 2:1・3)

アンテオケ宣教会が1977年3月29日に設立されてから、38年が経とうとしています。
 世代交代は世の常。 遅すぎた感はありますが、アンテオケ宣教会も世代交代が進んで来ています。私、浜崎は設立当初から関わってきておりますので、アンテオケ宣教会の歴史は、私の歴史でもあります。12年前に フルタイム1人での働きに能力、体力に限界を感じ、同労者の必要を訴えましたが、なかなか見つかりませんでした。8年前ようやく与えられたものの1年3ケ月で辞めて行かれてしまいました。サポート額が満たされなかったことが大きな理由のひとつでした。気がついて見れば、私の勤務年数は苔むすような長すぎた年数になってしまいました。この私も、この3月31日でアンテオケ宣教会を卒業することになりました。 今では事務局には私を含めて5名スタッフが勤務しています。仕事の内容も、賜物と能力に応じて分担しています。18組29名を派遣していることを考えますと、多様な対応が求められいる昨今、主が、時にかなって必要なメンバーを備えて下さったことを心から感謝しています。
  歴史も38年の時を刻んできますと、見直すべき点、改善すべき点が出てきています。アンテオケ宣教会も例に漏れず、今、過渡期を迎えています。
 その中でも、今回は、私が担当している会計のことについて現状をお伝えし、お祈りしていたけたらと思います。
  事務局スタッフの世代交代もさることながら、支援者の方々の世代交代も起こっています。これまで長い間、忠実にご支援してくださっていた方々がご高齢になり、中には召された方々もいらっしゃいます。また、教会の先生方の世代交代もあり、支援をやめられるところも出てきています。 そこで過去7年間の外部からの献金件数の推移を調べましたところ、つぎのような状況であることがわかりました。

 2008年:1066件   2009年:987件  2010年:939件  2011年:859件
 2012年:861件    2013年:806件  2014年:725件(見込)

また、宣教師の派遣数も最多のときは22組ありましたが、現在は18組。今後、2組の宣教師が退職されますので、今年中には16組になります。一般会計の60%が、各宣教師からの運営費としてささげられる献金で成り立っています。 外部からの献金の減少。それに加え派遣宣教師の減少となりますと、自ずと年間の収入額の減少と言うことにつながります。そこで、14年度の収入の決算見込み額を見てみますと、約700万円。多い時に比べますと、約100万円の減少となります 「アンテオケ宣教会は、フェイスミッションの団体」とう言うことで、規約にスタッフも「支える会」を立ち上げ、サポートは自分で確保する。と言うことになっています。しかし、現状は、かつて実務者を募集したときに、応募者はあったのですが、「お給料を出さない団体です」と言いますと、応募を取り下げるという事態になりました。私を除く、現在奉仕している4名のスタッフは、「支える会」が継続して支援している元宣教師が2名、テントメーキング的奉仕者2名です。一般事務職員である私もお給料制ではなく、個人的にあるいは教会などからの指定献金で、38年間で支えられてきました。今後、事務局長の退任、2年間空席のままの総主事の必が迫られていることを考えますと、これらのサポート問題が、十分に検討され、良き解決がなされる必要があります。そのために収入源をどうするか、支援者の掘り起こしをどうするかなどの検討を始めようとしているところです。主からの知恵が与えられ、御意にかなった良き方策が見出せるよう、ぜひ、お祈りいただけたらと思います。

2015年2月18日水曜日

インド人のホストファミリー

娘が3週間カナダのビクトリアでインターシップを取りながら、ホームステイをしています。
受け入れてくれた家庭は、インド人のご夫妻でお子様のいない方々。カナダに来て、毎日インド料理を食べているようです。土曜日に到着し、お互いの事を分かち合う中、明日は教会へ礼拝に出かけるけれどどうするか?と聞かれたとか、彼女は16歳の時に洗礼を受けたプロテスタントのクリスチャンだと伝えると、「私たちは、クリスチャンではない」とおっしゃったとか。教会?礼拝?と思いながらも、「興味があるから着いて行く!」と日曜日にご一緒させていただいたようです。
玉ねぎみたいな形の礼拝堂に、男性と女性は別々に座り、男性はターバンを巻き、女性はサリーを来て正装。部屋の中では、お経のような歌のようなもの言うターバンを巻いた男性の話しを皆で聞きながらひと時過ごしたとのことでした。この異文化体験に親子で驚き、心配しました。
詳しい方にお聞きしたら、「インドのシーク教徒ではないか」ということでした。シーク教徒は、真面目で仕事熱心、誇り高く勇猛果敢でインドではとても頼りになる方々とのこと。ちなみに、シーク教は一神教、キリスト教のような人格的な神というよりは最高真理のようなとらえ方をしている宗教のようです。 インド人だから・・ヒンズー教徒と思っていたのですが、世界は広いですね。
ベジタリアンのホストファミリーと共に、しばらくの間 彼女もお野菜だけの健康な食事に、本来の目的であるカナダでのお仕事体験も加えて、盛りだくさんな旅の体験になるようです。神様のアドベンチャーストーリーを楽しんでくれることを祈ります。(N.S)

2015年2月10日火曜日

ムスリムの隣人を愛する

 2月7日にお茶の水クリスチャンセンターで行われたJEA宣教委員会主催のシンポジウム「ムスリムの隣人を愛する」に参加しました。いわゆる「イスラム国」による残酷な仕打ちの直後ということでしょうか、主催者側が開始直前に大きな会場に変更しなければならないほどの参加がありました。三人の講師のプレゼンテーションの後、13ほどの小グループでの分かち合いの時がありました。私の加わったグループは、80代の姉妹と女子高校生を含む年代の幅のある6人グループ。短い時間でしたが、率直な分かち合いの時でした。女子高校生はあの後藤健二さんが毎年一度授業を担当したミッションスクールに通っているとのこと。大きなショックを受ける中で、イスラムについて知りたいと思っての参加ということでした。私の隣にいた姉妹は、何かのきっかけで日本にいるムスリムの女性たちと知り合い、ひんぱんに交流の時を持っているとのこと。女性たちだけのプライベートな集まりでは、女性たちはみなベールを脱ぎ、にぎやかに楽しい時間を過ごしているとのこと。クリスチャンであるその姉妹も、自分がクリスチャンであることを話し、聖書の話をすることも自由にできる、と言っておられました。身近にいる隣人としてのムスリムの人たちとどうかかわることができるかを実際に証言してくださいました。
 最近、イスラムに関する書物をいくつか読んでいますが、キリスト教との共通点とそれぞれの独自性をしっかり受け止めつつ、「隣人となる」の重要性を考えさせられています。(gaki)

2015年1月22日木曜日

パトリシア姉来日

昨年末、アルゼンチンの宣教師在原師ご夫妻が4年振りに帰国しました!一緒に連れ帰ったパトリシア姉(19才)はもちろん初来日、2か月ほど滞在し、その間は一緒に教会訪問をしています。
若々しいはつらつした可愛らしい姉妹。19才とは思えないほど、しっかりしていると思いました。
姉妹は11歳の時に信仰を持ってから、週に6日は教会に通い(!)、徹底的に祈りと弟子訓練を身に着けて、それまで家族の様々な問題があったそうですが、母親と兄弟の幾人かは救われ、高校では優秀な成績を修め、現在は大学生。大学に行くバスで知り合った女性に伝道し、その女性が自分の母教会で子供たちを教えているというすばらしい証しをお聞きました。
日本の若い人々にとって良い刺激、励ましになる証しだと思いました。私は早速家に帰り家族に話し、パトリシア姉を模範として、子供たちの信仰の成長のためにお祈りしました。
ところで、昼食はみんなで一緒にこちら事務局の近くの「麦とろ飯しランチ」へ。麦ごはんにとろろ芋という珍しいランチが食べられる所に行きました。在原先生は麦とろを楽しみにして事務局に来られましたが、パトリシア姉はネバネバしたものは一切無理、とろろ芋は食べません、ということでした。日本食もいろいろ気に入ったものもあり、楽しんでいらっしゃるようでしたが・・・。日本は治安が良くて平和ですね、と言っていたことも印象的でした。(K、T)

2015年1月21日水曜日

聖書の重さ

私は年始に小学校6年の娘と一緒にある国のある街へ、聖書を運びました。それぞれ23キロずつ持っていきました。自分たちの着替えはリュックサックに入れて、下着こそは持って行きましたが、ズボンは履いたものだけ、とにかく身軽に行くことを心掛けました。その分一冊でも多く運びたいと思っていました。私は五十肩で、左肩に痛みを抱えながら、娘は細い体であまり力はないものの、頑張って運びました。しかも途中でバッグの持ち手が重さで壊れてしまい・・・。あぁ、重い、重い・・・!と思いながら、はたと気が付きました。そうです、神の言葉である聖書は重いのです!人の命が重いのはみんなの知るところ。(最近は悲しい事件が多いですが・・・)そうだ、人の人生を変える力のある聖書のみ言葉は重いのだ。こんなに重い思いをして運んで、受け取った彼らはどんなにか、聖書が尊いものであるかを知っている。果たして自分はそこまで重いものだとわかっていただろうか?と思いました。「聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です。」(Ⅱテモテ3:16)このみ言葉も何度も何度も読んだことがあります。彼らは何よりも聖書を運んでくれることが嬉しい、と言います。マルタとマリヤの話しにあるように、マリヤのようにイエス様のひざ元でみ言葉を聞き入る者になりたいと改めて思いました。「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。・・・」(ルカ10;41.42)本当に一つだけだな、と身を持って教えられた旅となりました。娘もたくさんの人に行ってほしいね、私もまた3,4年後に運びたい、と喜んで帰ってきました。(K,T)