2015年2月18日水曜日

インド人のホストファミリー

娘が3週間カナダのビクトリアでインターシップを取りながら、ホームステイをしています。
受け入れてくれた家庭は、インド人のご夫妻でお子様のいない方々。カナダに来て、毎日インド料理を食べているようです。土曜日に到着し、お互いの事を分かち合う中、明日は教会へ礼拝に出かけるけれどどうするか?と聞かれたとか、彼女は16歳の時に洗礼を受けたプロテスタントのクリスチャンだと伝えると、「私たちは、クリスチャンではない」とおっしゃったとか。教会?礼拝?と思いながらも、「興味があるから着いて行く!」と日曜日にご一緒させていただいたようです。
玉ねぎみたいな形の礼拝堂に、男性と女性は別々に座り、男性はターバンを巻き、女性はサリーを来て正装。部屋の中では、お経のような歌のようなもの言うターバンを巻いた男性の話しを皆で聞きながらひと時過ごしたとのことでした。この異文化体験に親子で驚き、心配しました。
詳しい方にお聞きしたら、「インドのシーク教徒ではないか」ということでした。シーク教徒は、真面目で仕事熱心、誇り高く勇猛果敢でインドではとても頼りになる方々とのこと。ちなみに、シーク教は一神教、キリスト教のような人格的な神というよりは最高真理のようなとらえ方をしている宗教のようです。 インド人だから・・ヒンズー教徒と思っていたのですが、世界は広いですね。
ベジタリアンのホストファミリーと共に、しばらくの間 彼女もお野菜だけの健康な食事に、本来の目的であるカナダでのお仕事体験も加えて、盛りだくさんな旅の体験になるようです。神様のアドベンチャーストーリーを楽しんでくれることを祈ります。(N.S)

2015年2月10日火曜日

ムスリムの隣人を愛する

 2月7日にお茶の水クリスチャンセンターで行われたJEA宣教委員会主催のシンポジウム「ムスリムの隣人を愛する」に参加しました。いわゆる「イスラム国」による残酷な仕打ちの直後ということでしょうか、主催者側が開始直前に大きな会場に変更しなければならないほどの参加がありました。三人の講師のプレゼンテーションの後、13ほどの小グループでの分かち合いの時がありました。私の加わったグループは、80代の姉妹と女子高校生を含む年代の幅のある6人グループ。短い時間でしたが、率直な分かち合いの時でした。女子高校生はあの後藤健二さんが毎年一度授業を担当したミッションスクールに通っているとのこと。大きなショックを受ける中で、イスラムについて知りたいと思っての参加ということでした。私の隣にいた姉妹は、何かのきっかけで日本にいるムスリムの女性たちと知り合い、ひんぱんに交流の時を持っているとのこと。女性たちだけのプライベートな集まりでは、女性たちはみなベールを脱ぎ、にぎやかに楽しい時間を過ごしているとのこと。クリスチャンであるその姉妹も、自分がクリスチャンであることを話し、聖書の話をすることも自由にできる、と言っておられました。身近にいる隣人としてのムスリムの人たちとどうかかわることができるかを実際に証言してくださいました。
 最近、イスラムに関する書物をいくつか読んでいますが、キリスト教との共通点とそれぞれの独自性をしっかり受け止めつつ、「隣人となる」の重要性を考えさせられています。(gaki)