2015年2月10日火曜日

ムスリムの隣人を愛する

 2月7日にお茶の水クリスチャンセンターで行われたJEA宣教委員会主催のシンポジウム「ムスリムの隣人を愛する」に参加しました。いわゆる「イスラム国」による残酷な仕打ちの直後ということでしょうか、主催者側が開始直前に大きな会場に変更しなければならないほどの参加がありました。三人の講師のプレゼンテーションの後、13ほどの小グループでの分かち合いの時がありました。私の加わったグループは、80代の姉妹と女子高校生を含む年代の幅のある6人グループ。短い時間でしたが、率直な分かち合いの時でした。女子高校生はあの後藤健二さんが毎年一度授業を担当したミッションスクールに通っているとのこと。大きなショックを受ける中で、イスラムについて知りたいと思っての参加ということでした。私の隣にいた姉妹は、何かのきっかけで日本にいるムスリムの女性たちと知り合い、ひんぱんに交流の時を持っているとのこと。女性たちだけのプライベートな集まりでは、女性たちはみなベールを脱ぎ、にぎやかに楽しい時間を過ごしているとのこと。クリスチャンであるその姉妹も、自分がクリスチャンであることを話し、聖書の話をすることも自由にできる、と言っておられました。身近にいる隣人としてのムスリムの人たちとどうかかわることができるかを実際に証言してくださいました。
 最近、イスラムに関する書物をいくつか読んでいますが、キリスト教との共通点とそれぞれの独自性をしっかり受け止めつつ、「隣人となる」の重要性を考えさせられています。(gaki)