2014年6月23日月曜日

「慰霊の日」

今日、6月23日は沖縄の「慰霊の日」です。
沖縄で生まれ、育った私は 小・中学校で沖縄戦の事を学んで来ました。ここ関東で暮らすようになり、伴侶をはじめ周りの方々が同じような学びをしていないことを知り、やはり沖縄だからこそ教えられた特別なことだったことを知りました。 日本へ復帰したのは小学校に上がる頃、それまでは1セントを握って駄菓子を買いに行っていたのを覚えています。沖縄本島の中でも、外人住宅地域に住んでいたこともあり、周りにアメリカ人の家族も多く暮らしていました。
 小・中・高学校と、式典に国旗掲揚があったことを覚えていません。「君が代」も歌った記憶がありません。結婚し、親となり自分の子供たちの小学校入学に際して、「君が代」を「起立してください」と促されてうたった時(もちろん、歌ったことがないので、歌詞を知らずに歌えませんが)周りの父兄の方々が、当たり前のように歌われるのを見て、驚いたぐらいです。(今は、沖縄県も国旗掲揚もあり、国歌も歌います。)
 今日の「慰霊の日」を迎え 学んだ歴史を思いめぐらす時、戦争の恐ろしさと悲惨さを自分の子供たちには体験させたくない!と強く思わされます。沖縄にお出かけの際は、「ひめゆりの塔」「平和の礎」「摩文仁の丘」「第二次世界大戦の時に使用された地下壕」など、海で遊ぶ観光の合間に見にいかれてください。 今日は、宣教師の先生方の事と共に、沖縄の地の為にも祈りました。(N.S)

2014年6月17日火曜日

カイロスコース修了しました

昨日5回にわたるカイロスコースが無事に修了しました。関東で初めてのカイロスコース。受講生4人が最後までやり抜けることができました。1回目からあまりの深い学びにアップアップしてしまい消化できない、と内心焦りましたが、回を重ねるごとに学びやワークシートにも慣れていきました。家での宿題もテキストをじっくり読まないとわからないような設問になっており、その全てに自分自身の適応や考えなど具体的なことを書くようになっていました。無事に終わって良かった~ということではなくて、この学んだことをどう自分の中で消化していくか、実際に生かしていくか、今後が問われています。しかし、本当にすばらしい学びでした!目から鱗が落ちる経験もたくさんしましたし、新しい気づきもたくさんありました。そして私自身は、再献身の思いを新たにしました。今後たくさんの方々がこのコースを受講することをお勧めいたします。(K.T)

2014年6月4日水曜日

宣教祈祷会

毎月第四火曜日に浦和で「ぐろーばる・こんさーん」を松崎主事と関谷実務協力者が、すでに6年前から導いておられます。この「ぐろーばる・こんさーん」とは、世界宣教の祈祷会で、超教派で、とにかく世界のためにお祈りをしようということで始まったそうです。
数か月前は、私たち夫婦も証しをさせていただき、また先日はOMFの坂本朋子宣教師が証しをしてくださいました。
まさにTVのニュースで報道されている心痛むことを課題にあげ、タイムリーに祈っています。世界宣教という共通の理解のもとで篤い祈りが捧げられています。

実は3.11の時に個人的に示されたこととして、たとえ小さな祈りと思えたとしても、ニュースの報道を見聞きした中で、とりなしの祈りを捧げていく者を神様は忠実な僕として願っていらっしゃると思わされていました。そして今回N.Sさんと共にカイロスコースを受講している中で、やはり「祈り」の大切さを大きさを再確認させられています。坂本先生がいらした時もちょうどタイでは政権が混乱をきたしている時でした。まさに神様がその時々にお送りくださる使者を通しても「とりなしの祈り」を捧げるように願っていらっしゃると思いました。

坂本先生は14日にタイに出発いたします。私は坂本先生と同じ教団に属することもあり、特に先生の赴任を喜んで応援しつつお祈りしています。(K.T)





                     左から2番目が坂本先生


カイロスコースの学びが始まりました。

カイロスコース・世界チャレンジコースがお茶の水にあるOCCで毎週月曜日5回に渡り始まっています。3回目が無事に終わりました。毎回 宿題を持ち帰ります。
1週目は、アブラハムは最初の宣教師であったことを学びました。(もちろんこれだけではありませんが)
2週目は、これまでの宣教の歴史を学びました。ウィリアム・ケアリー、ハドゾン・テーラー、ギャドソン、モラビア兄弟団・・・等々、過去の宣教のあり方に学ぶ時でした。
3週目は、宣教にもっとも必要な祈りについて、また宣教に必要なゴール!それに適切な時と場所、人材のことを学び、また宿題の持ち帰りで~す。
そして、今を生きる私たちが与えられているミッションは何か・・・具体的に一人一人が学びつつ問われています。内容が充実している分、自分の中でよく消化し自分自身のものとなっていくのに、時間がかかりそうです。

次回のコースは、大阪で開催される予定です!ご興味のある方は、是非ご参加ください。

2014年6月3日火曜日

オリエンテーション

 先日これから遣わされる小森ご夫妻のオリエンテーションを事務所でいたしました。
私たち4人の事務局主事たちが、それぞれの時間を受け持ち、彼らが宣教地へ着く前に事前に準備しておくべきこと、考えておくべきこと、対策を練っておくべきこと、そして何よりもアンテオケ宣教会をよく知ってもらうことなど、多岐にわたりじっくり、たっぷり時間を取って行いました。
前日にはお子さんが熱を出し、こちらに来れるのかと心配しましたが、仁美宣教師のお母様がお子さんたちの面倒を見ていてくださり、風邪もすっかり治り元気にお留守番をしていたのこと。背後のお祈りに感謝でした。

思い返せば私もまだ子供が小さかった頃、今のようにナビも携帯もない中、運転する主人の隣りで地図を見ながら道を誘導しつつ、各地の教会訪問へ行かせていただきました。時には子供たちの具合いの悪い中、時には道に迷いながら、時には後ろで子供たちの兄弟喧嘩が始まる中、教会に到着。大抵は早くに着き過ぎてしまい、車の中で時間をつぶしたり・・・。ある時は、あまりにもくねくね曲がる道が続き、子供たちが代わる代わる車酔い。フラフラになってようやく教会へ到着、なんてことを思い出しました。しかし、今でも良く覚えていることで、ある教会の婦人会では、子供たちのためにおもちゃのプレゼントを用意していてくださったことがあり、車疲れが吹っ飛んで笑顔で喜んで遊んでいました。母親としては子供たちの笑顔を行った先々で見ることは安心材料です。今ではその子供たちも20歳を過ぎ、「いつも新しい知らない教会に行って緊張していた」と当時を回想していました。そしてもう一言、「嫌だ、行きたくないって言ったって、行くでしょう。親が神様から召されてるのは子供ながらにわかっているからね」と。

子供も黙って静かに着いて来ながらも、子供なりの最善のものを神様に捧げているのだと思います。そして神様はそんな幼い子供たちに、素晴らしい恵みを注いでくださっていたんだと改めて思いました。

小森先生たちも小さなお子さんたち2人を連れて今年末までには宣教地へと遣わされる予定です。
また安川先生たちも小さなお子さんたちを現地で育てておられます。どうぞ特別に幼い子供たちのためにお祈りいただければ感謝です。



宣教師であることの第一歩

 先日東南アジアに派遣されている宣教師夫妻と話をしました。2時間ぐらいの話の中で、印象に残ったことの一つを紹介します。
 それは、宣教師は宣教地の文化・習慣をいかに受け止めるか、それが宣教師の生活の第一歩であるということです。その国では、日本に暮らす私たちだったら、到底しないようなことを日常茶飯事にしているということ。道路につばを飛ばすとか、ゴミをそのまま散らかしておくとか、行列の途中に割り込むとか、それはその国の人たちにとって別に問題になることではないのです。別に外国人もその通りする必要はないのですが、眉をひそめたり、批判したりするようなことではなく、そのまま受け止める心の広さ、余裕が必要なのだということです。異文化の環境に生きることは、種々のストレスの中に置かれるということを痛感しました。(gaki)